WEBマガジン

新しいライフスタイルの提案

ここではグループ会社の紹介をWEBマガジンの形でお届けいたします。
すべて土と水に関する会社です。土質調査の会社からきのこを栽培(!)する会社まで、ぜひごらんください。

 
 
第九回、今回は南米ブラジルで建設コンサルタントとして防災・減災・環境保全に取り組んでいる建設コンサルタント、CKC Consultoria de Engenharia Ltda.(中央開発 ブラジル現地法人)です。
 

土と水ホールディングス Webマガジン

 
Vol.9 CKC Consultoria de Engenharia Ltda.(ブラジル連邦共和国 サンパウロ市)
・CKC Consultoria de Engenharia Ltda(中央開発 ブラジル現地法人)の活動について
 
 ブラジルのサンパウロ市に拠点を構え、主に防災や農業、水・衛生などの分野に関するコンサルティング業務などを行っています。
 2003年にサンパウロに現地法人を設立し20周年を迎えました。
 ①水・衛生、②農業、そして③斜面防災モニタリングサービスなど幅広い分野で業務を展開してきています。
 
 なお、ブラジル国は日系人が約190万人暮らし歴史的にも文化的にも日本と深いつながりがあります。当社ではこれまで農林水産省の農業者団体支援業務やJICAの業務、IDBの業務なども実施してきました。
 


・ODAからSDGsへ
 ODAから、民間事業によるSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みへ~

 
「傾斜センサーを活用した斜面崩壊早期警報システム」の提供により、新興国が抱えるSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」や、目標13「気候変動に具体的な対策を」などの開発課題への貢献を目指します。
 

 

 
・取り組みその1
 ~モニタリング試行~


 

  • 2011年に発生した大規模な土砂災害を契機にブラジルに自然災害モニタリング・警報センターが設立され、減災・防災対策に力を入れています。
  • 2023年には1161件の自然災害が発生し、そのうち445件は土砂災害でした。自然災害は、州都など大都市に集中し、大半は国の東部地域の沿岸部などで発災しています。
  • そこで、当社では、新興国等が抱える課題解決に資する日本の民間企業のビジネス展開を支援するJICA民間連携事業ビジネス化実証事業により、斜面崩壊検知センサーを活用した斜面防災モニタリングの実証活動などを実施中です。

 


・取り組みその2
 ~土砂災害現場視察~


 

  • サンパウロ州の北部沿岸部地域では、2023年2月に、大雨による大規模な土砂災害が発生しました。大きな被害を受けた道路斜面を管理する道路局の協力を得て現場への視察を行いました。想像以上の被害状況でした。