土と水ホールディングス Webマガジン
Vol.10 中央開発株式会社(東京都新宿区)
・ドローン海上を行く

ドローンは地質調査の様々な現場で活用されるようになってきていますが、海上調査でも活躍しています。
写真は、2023年の夏に山口県宇部沖の瀬戸内海で、台船上でドローンを飛ばした事例です。海上ボーリング(傾動自在型試錐工法)の掘削状況を分かりやすい鮮明な映像で記録することで、ボーリング状況の説明に役立っています。
・レーザードローン

近年、ドローンの中でも「レーザドローン」が注目を浴びています。
「レーザドローン」は木や森がある場所で地表の点群データを取得することが可能です。そのため、従来難しかった山中での調査が可能となりました。
写真は岐阜県中津川市で森の中に隠れている断層の変状を調べているところです。レーザを積んでいるため通常の写真撮影用のドローンより大型のドローンになります。
・災害調査

社員一丸全力で頑張ります。右下:隆起した漁港(鹿磯地区 漁港入口付近にて)
今回の震災に対し心からお見舞い申し上げますとともに、皆様のご無事と一日も早い復興をお祈り致します。
中央開発(株)は、災害調査にも積極的に取り組んでいます。
2024年1月1日、能登半島を震源としたM7.6の地震が発生しました。
マスコミでも報道されているように、能登半島北部では海岸が隆起し、 海岸部は地震前と全く異なった光景が広がっています。
写真は石川県輪島市鹿磯地区で最大隆起を記録した地点に近い場所で、漁港が完全に干上がってしまいました。写真は港の入口付近で撮影したもので、背景のコンクリートは港と外洋を隔てるものでした。隆起前に生きていた貝殻片の跡から3m以上隆起したことが分かります。
中央開発が行った調査報告は こちらのページ(中央開発:被害調査ページ)にてご覧いただけます。
・ソリューションラボの開設

2023年、埼玉県川口市に新しいラボが誕生しました。2階建ての広々とした空間には、環境分析室、大人数の会議が可能な会議室、コアの収納スペースなどがあり、今まで出来なかった分析もできるようになりました。
夜間は写真のようにライトアップされ、写真映えする風景を見ることができます。今後の中央開発(株)に益々ご期待下さい。